Raspberry Pi Zero W (Wireless)は、無線LAN、BLE(Bluetooth Low Energy)機能を搭載した小型のRaspberry Pi Zeroです。
これにtensorflowとkerasを入れます。
SDカードの容量は8GBです。これにOSとしてRaspbian Stretch Liteを入れてあります。以下のサイトからダウンロードしました。
本題とは関係ありませんが、ロボット制御に使うつもりなのでROS Kineticが入っています。
このボードはメモリ容量512MBと小さいため、メモリ不足が原因でインストールに失敗します。そのため、あらかじめスワップ領域を増やしておきます。
エディタで/etc/dphys-swapfileを開き、CONF_SWAPSIZE という行の値を変更します。デフォルトでは100MBとなっていますが、これを1GBに変更します(もう少し小さくてもいいかもしれません)。
sudo vi /etc/dphys-swapfile
CONF_SWAPSIZEが定義されている行を見つけ、数値を変更します。
CONF_SWAPSIZE=1024
viを終了し、以下のコマンドを実行。
sudo /etc/init.d/dphys-swapfile restart
以下のコマンドで変更されたか確認。
free -h
スワップ領域の変更に関する手続きは以下のサイトを参考にしました。
この後、下記コマンドを実行し、tensorflowをインストールします。とてつもなく時間がかかります。
sudo apt update
sudo apt install libatlas-base-dev
pip install tensorflow
次にkerasです。これもかなり時間がかかります。
sudo apt install libhdf5-serial-dev
pip install h5py
pip install keras
tensorflowとkerasのインストールは下記サイトを参考にしました。
はじめ、h5pyのインストールに失敗したので、下記サイトを参考に libhdf5-serial-devをインストールしています。
以上です。